塾長挨拶

設立趣旨

  • 静岡で地域社会の学力向上に貢献する。
  • 大学受験合格を通して、生徒の夢の実現を後押しする。
  • 週1回の通塾で現役合格を狙い、親御さんの負担を軽減する。

塾長プロフィール

  • 静岡大学大学院教育学研究科修了(教育学修士)
  • 専修教員免許(小学校,中学国語,高校国語,高校書道)
  • 日本語教師7年(教育能力検定試験合格)
  • 日本語教師養成講座講師
  • ブロンコ大学進学塾にて国語指導15年(平成27年2月に独立)

自分の能力を発揮した仕事によって、人のために役に立って生きて行こう、と決めています。
毎朝、祝詞をあげ近くの神社にお参りして「今日一日出会う人の役に立てるように」と誓いを新たにしています。


塾長挨拶

つきざき塾長

結婚前は小学校の教師をしていました。結婚して2人の子供が小学校高学年にさしかかる頃、ちょうど30代半ばでした。自分の今後の人生と、子供達の将来の学費のために一大決心をし、猛勉強した結果静岡大学大学院教育学部研究科に、首席で入学できました。教育学修士号取得後は、日本語教師や静大付属小の講師をしていました。
 長男の竜童(現JAXA宇宙科学研究所准教授)から、静高入学と同時に「お母さん、国語を教えて」と頼まれ、教え始めると、静高生が集まるようになりました。毎年自然にだんだんと生徒が増え、今の塾になりました。竜童は現役時の東大2次試験で、国語は95%の得点率でした。(一浪して合格)静高では陸上部の理系、時間がありませんでした。私の2人の子供は年子でしたから、仕送りも同時期で大変でした。
 当時の経験から、膨大な宿題や国語の勉強方法に悩んでいる生徒の皆さんや、学費を捻出しようとする親御さんの心強い味方であり続けよう、と決意しています。

一人で仕事のできる範囲で「受験の国語で点を取りたい」高校生を指導します。13~14人で1クラスとするため、同じ学年で人数が増えてくると、2クラス目3クラス目を作ります。一人一人をちゃんと見ていきたいからです。塾を大きくすると、経営者としての雑用が増えます。なので、大きくする予定はありません。自分の時間とエネルギーは、できる限り、自分自身が生徒に向き合って、生徒を教えることに使おうと考えています。


高校の国語

高校では、新しく古典の授業が始まります。中学までと同様に、「なんとなく授業を聞いていればできる」「だいたいこんなことを書いてあるだろう」と書いたら合っていた、というものではなく、 むしろ全く新しい未知の語学の授業が始まると考えてください。ドイツ語やラテン語を一から学ぶ、と考えて取り組むのがいいのです。
 2年進学時に文系と理系に分かれ、理系選択者は2~3年において、文系に比べ国語の授業時間は大幅に減ってしまいますが、共通テストで200点が課されるのは文系と変わりありません、 したがって自分自身で補って行く必要があります。レベルの高い大学を狙う人ほど、その必要性があります。


<古典>

古典では、受験に向けて最も重要な部分が一年生で習う「古典文法」です。この基礎部分なくしては、長文読解もできません。また、漢文も古典文法に基づいて書き下し文にしていきます。したがって、漢文読解の基礎にもなっています。古文漢文を合わせて「古典」とし、共通テストでは100点を占めています。物理、化学、日本史、世界史等も100点です。もし古典で大幅に点数を落としてしまったら、合計点も下がり、結果として2次試験に進む以前に、志望大学に出願はしたものの、共通テストの点数不足で2次試験に進めなかったり、やむをえず志望校を変更せざるを得ない、という事態になってしまいます。
 また文系はもちろん、理系でも旧帝大では2次に古典を含めた国語の記述試験が課されている大学もあります。、採点基準は基礎ができているかどうかにかかっています。この基礎部分は1年で習うことになっています。1学期に用言→2学期に助動詞→3学期に敬語と助詞、というのが一般的ですが、大抵は助動詞で分からなくなり始め、敬語でお手上げ、助詞を含めた識別になると、もう国語は捨てたくなる、というパターンです。しかし、理系であっても国語を捨てたら、「国公立への進学を諦める」ということを意味しています。ハイレベルの理系国公立を目指す人は、理系科目や英語などはできるのが当たり前で、試験で最も点差が開くのが国語です。 また、学校で3学期に敬語と助詞というのは授業の回数からかなり無理があり、敬語をちょっとやり、助詞を眺めたら終わった、ということがあります。敬語なくしては入試古文は読めません、助詞を含めた識別ができなくては、文法の問題自体が正確に解けません。それでも文系に進んだ人はまだ補うチャンスがありますが、理系で運動部、国語は何をしたらいいか皆目見当もつかない人は、一人で補うのは限界があります。 浪人生を今までに何人も引き受け、土台から古文文法をやり直したのですが、最初は皆、品詞分解さえできませんでした、どこまでが動詞でどこからが助動詞かも分からない、それ以前に品詞の概念がない、まさに九九ができないのに数学をやろうとしているようなものです。1年間でやり直すことによって、有名私大や国立医学部等に合格していきました。
  いつも受験生を教えつつ、1年生も同時並行に教えているので、基礎の文法を教えるときには、特に熱が入ります。皆が甘く見ている動詞の活用から、つきざき国語古典塾のオリジナルメソッドでしっかり教えます。活用の種類を見分けられるようになるためには、まず種類を全部一挙に教えてしまうことが重要です。この部分の授業をしっかり受け、動詞の活用の原則が身についているかどうかで、品詞分解の能力に差がつきます。 助動詞は特に重要です。日本語の意味は、現代語であっても主に助動詞が担っているといっても過言ではありません「学校へ行こう」「学校へ行かない」意味は全く違いますが、その意味の違いは助動詞が担っています。助動詞の意味が分かって初めて、古文を正確に訳すことが可能です。大学の2次試験でもハイレベルな大学ほど「基礎がしっかりしているかどうか」がわかる問題を出してきます、「だいたいこんなことが書いてある」と大雑把にまとめて書いたものは全く点数にはなりません。「基礎に忠実に正確に訳す」という姿勢こそ、入試突破のポイントです、それを担っているのがまず助動詞です。助動詞の接続も1年生の夏休み中に2時間で、その原則を一気に教えます。これもオリジナルメソッドです。その後に一つ一つの助動詞のニュアンスを丁寧に説明して行きます。学校が始まり、定期試験の前には、立ち止まって丁寧に試験範囲のフォローをします。
 敬語と助詞についても、1年生の冬休み、3学期、春休み、2年の4月~5月連休あたりまでをかけ、丁寧にわかりやすく教えます。使用テキストは学校指定の文法の本と学校の宿題、それに付随した練習帳などで、できる限り余分な出費を避け、学校の宿題や試験に沿ったものにしています。塾で文法内容を予習し、学校の授業でなぞり直し、試験前には必ず立ち止まって試験範囲を徹底的に復習するようにしています。

2年生で重要なことは、1年生で習った古典文法の基礎の上に長文読解能力と、古文単語力をつけることです。文法+単語+長文読解(古典常識)が、古文においてやるべき内容だと把握してください。使用テキストは、学校の教科書や宿題で出されている問題集です。2年生で中だるみせずに学力を養うのが、3年になってあせらず、現役で志望校に入るコツと心得てください。学校の教科書や学校販売の問題集は、入試に向けて選び抜かれた良問がそろっています。それを最大限に活用するようにしています。
 漢文は高校に入って初めて見たという人もいます。学校では教科書の長文を読むことが主体になるため、なかなか体系的な文法力が養われません。文法のことを漢文では句法と呼んでいます。『明説漢文』(全国高等学校国語教育研究連合会編)を使い、入試で必要な基本の句法を体系的に教えていくと、共通テストで点数がとれるようになります。
 古文も漢文も、2年で行う長文読解訓練は学校の宿題をこなし、入試の基礎訓練ともなるもので、たいへん重要ですが運動部の人や国語が苦手な人は、適当に答えを写し口語訳を丸暗記している人がいます。その場しのぎの点数はとれますが、校外模試や入試では、ボロボロになってしまいます。しかし「一人でやっていると分からない、どうやっていいかわからないからついつい答えばかり見てしまう」という気持ちも理解できます。つきざき国語古典塾では、時間の制約をもうけ、教師が少人数クラスで丁寧に見て回り、ヒントを出しつつ皆で一斉に問題を解き、その後全員で丁寧に答え合わせをしてから模範解答を確認します。疲れていても塾に来て仲間がいて、教師がついて少人数でがんばることができます。入試に出る部分は常に気になります。毎週、受験生と同時に1年生も2年生も一人で教えています。入試で点数の分かれ目になる部分の指導はつい熱がこもります。
 つきざき国語古典塾では河合塾のセンターマーク模試や駿台模試の国語で、満点日本一も輩出しています。


和歌の指導

大学入試の古文では長文読解の中に和歌が出てくることが多く、共通テスト・二次試験・私大受験を通じて、ほぼ8割は問題の一部として和歌の解釈が設定されています。もちろんその場で正しく解釈することが要求されます。難関大学では修辞法を含めた正しい口語訳を要求されます。わかりにくい部分こそ点数の分かれ目になるため、和歌の修辞法の指導は入試突破のためには必須です。しかも多くの受験生が苦手としています。
 高校では年に一回か二回程度和歌の授業があるのみで、学校によっては一度もない、と言うところもあります。高校は受験のための予備校ではなく、「高等学校学習指導要領」を実行する場であるため、致し方無しとも言えます。高校の出口と大学の入り口にはギャップがあるため、そのギャップを各自の努力で乗り越える必要があります。その最も大きなギャップが和歌の解釈力です。百人一首の本を配布し暗記や修辞法(枕詞や掛詞など)について宿題にする高校もありますが、そういったテキストや宿題さえ無い学校もあります。
 当塾では、二年次の授業において、百人一首の本の本を使用して綿密に和歌の解釈や修辞法について指導します。静岡高校2年クラスの場合には学校の課題テストの進度とちょうど合うように心掛け、定期テストの点数に反映するようにしています。特進2年クラスでは、塾で百人一首のテキストを配布し、十首ずつ丁寧に解説します。それだけでなく、長文読読解問題などで和歌が出てきた場合にも、出来る限りわかりやすく解説していきます。一年次の授業は古文文法の習得で手一杯ですが、2~3年次にかけて和歌について丁寧に指導することで、入試問題に対応できるようにしていきます。


文学史の指導

文学史とは日本の文学についての歴史です。センター試験が共通テストになってからは重要性が増したと言えます。
 静岡県の高校入試では文学史の問題を見たことがありませんが、首都圏の偏差値の高い高校入試では古典文学の作品を時代順に並べ替える問題や、近現代の作家の代表作を選べというような文学史問題が出題されています。大学入試レベルとも言えます。
 静岡県の高校では授業においては文学史の指導はほぼありませんが、テキストは配布される学校もあります。テキストが配布されると定期テストの範囲にくみこまれるため、その都度しっかり勉強しておくことが重要です。しかし実際にはなかなかそこまでは手が回らないのが実情です。テキストさえ配布されない高校の生徒さんにとっては「ブンガクシって何?」ということになってしまいます。
 国公立二次試験や私立大学の入試の国語では何らかの形で必ず1題は文学史問題が出題されると思ったほうがいいでしょう。単に文系的教養を問うという場合もありますが、共通テストになってからはより一層重要性が増したといえます。
 共通テストは一つの長い文章を読解するセンター試験とは違い、複数の本文から読み取ったことに基づいて考えることを要求しています。センター試験の古文では平安時代の『源氏物語』のある一部分が出題され、そこの部分の読解ができれば点数が取れていたのが、共通テストの古文では『源氏物語』に合わせて江戸時代の国学者本居宣長の源氏物語研究書『源氏物語玉の御櫛』の一部が出され、『源氏物語』それ自体の読解とともに本居宣長の意見についても出題される、またはある古典作品について賀茂真淵と本居宣長の意見が並列して出され、意見の同異について問われる、ということが当然予想されます。模擬試験では実際すでにこのたぐいの問題が出題されています。
 文学史という背景知識があれば「やっぱりそうきたか」という感じでスムーズに問題に対処することが可能です。
 当塾の静岡高校クラスでは学校の定期試験の範囲に沿って1~2年にかけ、テスト前対策として文学史の範囲を丁寧に学習します。特進クラスの場合には文学史のテキストを塾で配布し(配布されない高校がほとんどのため)2年次に文学史について学習します。特進クラスでは古典文学史が主になります。共通テストに対応するためです。


<現代文>

1.漢字語彙の習得が重要

現代文の指導をいち早く始めたくても、高校になってまったく新しく始まった古文の文法や漢文の句法(漢文の文法にあたるもの)、和歌や文学史、定期テスト対策などに追われ、なかなか現代文の指導には着手できないのが実情です。
 長文読解の基礎体力にあたるものは漢字語彙力です。日本語では話している時には大和言葉にかたより、新聞や雑誌など書かれたものは漢語にかたよる傾向があります。入試の論説文になると抽象的な漢字語彙になおさらかたよるため、漢字語彙力が一層重要となります。速読で正確に読み取っていく能力が必要です。大学入試用の現代語語彙集が何冊も市販されていることからもわかります。漢字語彙が抽象的な概念を示し、それが多用されています。見た瞬間に意味がわかるくらいでないと速読はできません。
 静岡高校クラスでは1~2年の間、定期テスト対策としてなるべく試験範囲の重要な(よく入試問題で目にした)漢字語彙やカタカナ語彙をテスト直前にミニテスト形式で書かせています。意味もしっかり確認します。
 特進クラスでは2年生になってからは、特定の高校の試験対策には縛られないため、現代文の長文読解の時間もある程度はとれます。共通テストが選択肢であるため、短めの選択肢問題に時間を計って挑戦します。入試の過去問を利用したり、書き込み式重要語彙集などを使用します。
 学校で漢字テストが定期的に行われている場合には、毎回全問正解を目指すようにしていたら、入試現代文には非常に有効です。高校で採用されている漢字専用のテキストは入試用にうまく編集されており、学校の流れにのって毎週漢字を少しずつでも練習すると速読の基礎学力ができます。漢字のテキストも無く漢字テストもない高校の人は漢字検定2級をとることをすすめます。


2.共通テスト対策としての現代文指導

2年生の3月から共通テスト対策として現代文の指導を始めます。古文漢文については、そこまでにしっかり知識の貯金を作ってあるため、学校の授業や宿題を自分でこなしていけば、古文漢文は学力が維持できます。また、現代文に慣れたら過去問を解きながら古文や漢文の過去問も解き要点も解説します。
 入試現代文のセンター試験や共通テストの過去問を解きます。毎回しっかり時間も計ります。マークシートもしっかり塗りつぶします。最初は時間に入らなくても繰り返すうちに時間感覚が身につき、間に合うようになります。マークシートを教師が採点して返し、全問正解にたどりつくまで辞書を引いたり読み返したり熟考して各自でしっかり考えます。早くたどり着いた人は説明できるよう、なぜその選択肢が正しいと言えるのかという説明を考えます。あやふやだった感覚をしっかり言語化していきます。意味の把握が曖昧な漢字語彙はしっかり辞書を引いて確認し「知識ノート」にメモしていきます。その後、皆で「どうしてその選択肢が正しいのか」について意見交換をします。解答は確かに一つですが、考え方の道筋は様々であり、いつも生徒の意見を聞いて私自身も新しい発見があります。読み違いや勘違いによる単なるラッキーポイントであった場合には、最終的に教師が訂正をいれます。説明できることは記述できることへの重要なワンステップであり、同じ高校生が同じ時間内に一発で正しい答えを見い出せたのはなぜか、聞いている人にも大いに勉強になり、わかりやすく説明する人はもっと頭を使っています。
 「分割読み」という私自身の考案した長文読解法も教えます。また、キーワードに着目すること、選択肢の見分けの着眼点など、長年にわたって培ってきた技法も伝授します。
 大学に入っても必要な国語力、社会人として必要な国語力は現代文の学力であるため、共通テスト対策では現代文の読解を重視します。正しく先行文献を読みとることなくして論文は書けません。大量の先行研究を整理していくには速読力が必要です。また、考えたことは言葉にして発信できなければ周囲の人と理解を共有できません。入試の第一関門として設定されている共通テストは、その対策をすることによって大学入学後に必須となる国語力を養成するものです。論説文を正しく読み取ることができると、その延長線上に小説の正しい読解があります。主観のかたよりなく正しく読むということに徹すれば正しい解答が見えてきます。


3.現代文の記述の指導

国公立文系の人や理系でも難関大の受験をする人は選択肢だけでなく、記述して答えることが要求されます。共通テストやセンター試験の正しい選択肢、それこそ記述問題の模範解答です。したがってじっくり共通テスト対策をしている時に、実は記述対策のワンステップを踏み出しています。
 そうはいっても難関大の場合には、個別にしっかり指導する必要があります。この時にも語彙力が必要です。短いマスに入るようにまとめて記述するとき、的確な語彙を使って表現できるかどうかが非常に重要です。
 事前に提出してもらった過去問の答案を添削した上で個別の授業で指導していきます。事前準備にたいへん時間がかかります。クラス授業をとってもらった人にだけ指導します。


バナースペース

つきざき国語古典塾 合格者の声 つきざき国語古典塾 指定校推薦合格者の声 つきざき国語古典塾 1年生の つきざき国語古典塾 2年生の つきざき国語古典塾 3年生の つきざき国語古典塾 アクセス つきざき国語古典塾 快適な教室


受験合格 つきざき国語古典塾

〒420-0003
静岡市葵区片羽町28-11
TEL 054-295-6966

塾長 月崎 美智子

HP つきざき国語古典塾